- XP-PEN 画面色の異常(青すぎる・黄色い)調整ガイド
- 1. XP-PEN本体のディスプレイ設定
- 2. PC側のグラフィックドライバー設定
- 2.1. NVIDIAコントロールパネル
- 2.2. AMD Radeon Settings (または AMD Software: Adrenalin Edition)** AMD製グラフィックカードを使用している場合、Radeon Settings(またはAMD Software)から設定します。 * 「ディスプレイ」タブを選択し、「カスタムカラー」などの項目を探します。 * 「温度」(色温度)、「色合い」(色相)、「飽和度」(彩度)、「明るさ」、「コントラスト」、「ガンマ」などを調整できます。 * 青すぎる場合:温度を暖色系に、または色相を調整します。 * 黄色すぎる場合:温度を寒色系に、または色相を調整します。 2.3. Intel HD/UHD Graphics コントロールパネル
- 2.4. ドライバーの更新・再インストール
- 3.1. Windows のカラーマネジメント
- 3.2. macOS のカラーマネジメント
XP-PEN 画面色の異常(青すぎる・黄色い)調整ガイド
XP-PENの液晶タブレットで画面色が青すぎたり黄色すぎたりする現象は、多くの場合、ディスプレイの色設定やグラフィックドライバー、あるいはOSの色管理に起因します。これらの設定を適切に調整することで、本来の色表現に近づけることが可能です。以下に、具体的な調整方法と関連情報について解説します。
1. XP-PEN本体のディスプレイ設定
XP-PENの液晶タブレット自体に、画面の色味を調整するための設定項目が用意されている場合があります。
1.1. OSDメニューの操作
多くのXP-PEN製液晶タブレットには、本体のボタン操作で呼び出せるOSD(On-Screen Display)メニューがあります。このメニューの中に、「色温度」「RGB設定」「ガンマ」「彩度」といった項目が存在することが一般的です。
* **色温度 (Color Temperature):**
* 「暖色」や「寒色」といったプリセットが用意されている場合が多いです。青すぎる場合は「暖色」系に、「黄色すぎる」場合は「寒色」系に調整することで、白の基準を調整します。
* 「ユーザー設定」や「カスタム」があれば、RGBの各値を個別に調整できます。
* **RGB設定:**
* 赤(R)・緑(G)・青(B)の各色の強度を個別に調整します。
* 青すぎる場合:青(B)の値を下げるか、赤(R)や緑(G)の値を上げることでバランスを取ります。
* 黄色すぎる場合:黄色は赤と緑の混色であるため、赤(R)または緑(G)の値を下げるか、青(B)の値を上げることで調整します。
* **ガンマ (Gamma):**
* 画面の明るさとコントラストの関係を調整する設定です。ガンマ値が低いと画像が明るく、高いと暗くなります。
* 色味の異常と直接関係ない場合もありますが、全体的な見え方に影響するため、調整対象となります。一般的には2.2が標準とされています。
* **彩度 (Saturation):**
* 色の鮮やかさを調整します。彩度が高すぎると色が濃くなりすぎ、低すぎるとくすんで見えます。
* 色味の異常とは直接関係ありませんが、調整と組み合わせて確認すると良いでしょう。
1.2. 設定の保存とリセット
OSDメニューで調整した設定は、通常「保存」することで有効になります。もし設定がうまくいかず、元の状態に戻したい場合は、「工場出荷時設定にリセット」や「初期設定に戻す」といった項目を利用してください。
2. PC側のグラフィックドライバー設定
PCに接続されているグラフィックカード(NVIDIA、AMD、Intelなど)のドライバー設定も、画面の色味に大きな影響を与えます。
2.1. NVIDIAコントロールパネル
NVIDIA製グラフィックカードを使用している場合、NVIDIAコントロールパネルから詳細な色設定が可能です。
* 「ディスプレイ」>「デスクトップカラー設定の調整」を選択します。
* 「デジタルカラー設定」の項目で、「色合い」「明るさ」「コントラスト」「ガンマ」を調整できます。
* 「色合い」で全体の色味を調整したり、「ガンマ」で明るさとの関係を調整します。
* 「詳細設定」で「RGB」の各値を個別に調整することも可能です。
* 青すぎる場合:「色合い」を暖色寄りにするか、青(B)の値を下げます。
* 黄色すぎる場合:「色合い」を寒色寄りにするか、赤(R)または緑(G)の値を下げます。
2.2. AMD Radeon Settings (または AMD Software: Adrenalin Edition)** AMD製グラフィックカードを使用している場合、Radeon Settings(またはAMD Software)から設定します。 * 「ディスプレイ」タブを選択し、「カスタムカラー」などの項目を探します。 * 「温度」(色温度)、「色合い」(色相)、「飽和度」(彩度)、「明るさ」、「コントラスト」、「ガンマ」などを調整できます。 * 青すぎる場合:温度を暖色系に、または色相を調整します。 * 黄色すぎる場合:温度を寒色系に、または色相を調整します。 2.3. Intel HD/UHD Graphics コントロールパネル
Intelの内蔵グラフィックを使用している場合、Intel Graphics Command Center(または古いバージョンのコントロールパネル)から設定します。
* 「ディスプレイ」>「カラー」などの項目で調整します。
* 「色温度」「色相」「彩度」「明るさ」「コントラスト」「ガンマ」などのスライダーがあります。
2.4. ドライバーの更新・再インストール
グラフィックドライバーが古い、または破損している場合、色がおかしくなることがあります。最新のドライバーに更新するか、一度アンインストールしてから再インストールすることを推奨します。
### 3. OSのカラーマネジメント設定
WindowsやmacOSといったOS自体にも、ディスプレイの色を管理する機能があります。
3.1. Windows のカラーマネジメント
* 「設定」>「デバイス」>「ディスプレイ」>「HDR」の設定(もしあれば)を確認します。
* 「コントロールパネル」を開き、「カラーマネジメント」を検索して開きます。
* 「すべてのプロファイル」タブで、使用しているディスプレイのプロファイルを確認します。
* 「デバイス」タブで、該当するディスプレイを選択し、「既定のプロファイルとして設定」ボタンを押します。
* 「詳細設定」タブで、「システム既定値」を確認します。
* **ディスプレイの色調整:**
* Windowsには、ディスプレイの色、ガンマ、明るさを調整するための「ディスプレイの色調整」ツールがあります。
* 検索バーに「ディスプレイの色調整」と入力して実行します。
* 画面の指示に従って、ガンマ、明るさ、コントラスト、色合いなどを調整します。このツールは、視覚的なガイドがあるので、比較的直感的に調整できます。
3.2. macOS のカラーマネジメント
* 「システム環境設定」(または「システム設定」)>「ディスプレイ」を開きます。
* 「カラー」タブを選択し、ディスプレイプロファイルを確認します。
* 「プロファイル」メニューから「キャリブレート…」を選択することで、macOS標準のディスプレイキャリブレーションツールを起動できます。
* このツールでは、ガンマ、ホワイトポイント(色温度)、明るさなどを調整できます。
* 青すぎる場合:「ホワイトポイント」を暖色寄りに調整します。
* 黄色すぎる場合:「ホワイトポイント」を寒色寄りに調整します。
### 4. 外部ディスプレイとの接続における注意点
XP-PENの液晶タブレットを外部ディスプレイとしてPCに接続している場合、PC側の設定だけでなく、接続ケーブルやポートも確認する必要があります。
* **HDMIケーブル、DisplayPortケーブル:**
* ケーブルの品質が低い、または破損していると、信号伝送に問題が生じ、色がおかしくなることがあります。可能であれば、別のケーブルに交換して試してみてください。
* **USB-C接続:**
* USB-C接続の場合、Altモード(DisplayPort Alternate Mode)やThunderboltに対応しているか確認が必要です。PC側とXP-PEN本体側の両方の対応状況を確認してください。
### 5. ソフトウェア側の設定(描画ソフトなど)
使用している描画ソフト(Photoshop、CLIP STUDIO PAINTなど)の設定で、表示される色味がおかしくなっている可能性もゼロではありません。
* 各ソフトウェアの「環境設定」>「カラー設定」や「表示設定」などを確認してみてください。
* 特に、カラープロファイルの設定が意図しないものになっていると、表示がおかしくなることがあります。通常は「sRGB」などが一般的ですが、必要に応じて確認・変更してください。
### 6. ハードウェアの故障の可能性
上記の設定をすべて試しても改善しない場合、XP-PEN本体のディスプレイパネル自体に問題がある可能性も考えられます。この場合は、XP-PENのサポートに問い合わせて、修理や交換の相談をすることをお勧めします。
### まとめ
XP-PENの画面色がおかしい(青すぎる・黄色い)場合の調整は、XP-PEN本体のOSDメニュー、PCのグラフィックドライバー設定、そしてOSのカラーマネジメントの3つの主要な箇所を順番に確認していくことが重要です。
1. **XP-PEN本体:** まずは本体のOSDメニューで「色温度」「RGB設定」などを調整し、基本的な色味を補正します。
2. **グラフィックドライバー:** 次に、PC側のグラフィックドライバー設定で、より詳細な調整を行います。NVIDIA、AMD、Intelそれぞれのコントロールパネルで、RGB各値や色合いを微調整します。
3. **OS:** OSのカラーマネジメントツールも活用し、ディスプレイ全体のカラープロファイルを最適化します。
4. **その他の確認:** ケーブル、ソフトウェア設定、そして最終手段としてハードウェア故障の可能性も視野に入れます。
これらの手順を段階的に行うことで、多くの画面色の異常は解消されるはずです。調整の際には、参照用の画像(白、グレー、カラーチャートなど)を用意しておくと、客観的な判断がしやすくなります。
