XP-PEN Deco Funでオンライン授業の板書を快適にする設定

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XP-PEN Deco Funでオンライン授業の板書を快適にする設定

XP-PEN Deco Funをオンライン授業の板書に活用することで、手書きの温かみを残しつつ、デジタルならではの利便性を享受できます。このデバイスを最大限に活用するための設定方法と、より快適に利用するためのヒントを以下にまとめました。

PCとの接続とドライバーのインストール

1. 物理的な接続

まず、XP-PEN Deco FunをPCに接続します。USBケーブルを使用して、タブレット本体とPCのUSBポートを繋いでください。電源供給とデータ通信が同時に行われるため、特別な電源アダプターは不要です。接続が完了したら、PCがデバイスを認識するのを待ちます。

2. ドライバーのインストール

XP-PENの公式ウェブサイトから、お使いのOS(WindowsまたはmacOS)に対応した最新のドライバーをダウンロードし、インストールしてください。ドライバーは、タブレットの筆圧感知機能やボタン割り当てなどの機能をPCに認識させ、正常に動作させるために不可欠です。

インストール中にPCの再起動を求められる場合があります。指示に従って再起動を行ってください。

XP-PEN ペンタブレットの設定ツール

1. ペン設定

ドライバーをインストールすると、XP-PENの設定ツールがPCにインストールされます。このツールを開き、「ペン」タブを選択します。ここで、ペンの筆圧感度を調整できます。オンライン授業での板書では、細かな線から太い線まで、表現したいニュアンスに合わせて筆圧感度を調整することが重要です。最初は標準設定で試してみて、ご自身の筆圧や描画スタイルに合わせて微調整していくと良いでしょう。

一般的には、筆圧が弱い方は感度を上げる(カーブを緩やかにする)、筆圧が強い方は感度を下げる(カーブを急にする)ことで、より意図した通りの描画が可能になります。

2. ボタン設定

Deco Funのペンには、デフォルトでいくつかのボタンが搭載されています(モデルにより異なります)。これらのボタンに、よく使う機能を割り当てることで、操作効率が格段に向上します。例えば、

  • 「消しゴム」機能
  • 「ペン」ツールへの切り替え
  • 「Ctrl + Z」(元に戻す)
  • 「Ctrl + Y」(やり直し)

などを割り当てると、マウス操作の頻度を減らし、板書に集中できるようになります。授業中に頻繁に切り替えるツールは、ショートカットキーとして登録しておくと便利です。

3. マッピング設定

「マッピング」タブでは、タブレットの描画エリアとPCのディスプレイエリアのマッピング方法を設定します。通常は「フルスクリーン」または「モニター領域」を選択することで、タブレット全体がPCの画面全体に対応します。これにより、画面のどこをタッチ・描画すれば、PC上でどのように反映されるかの感覚を掴みやすくなります。必要に応じて、描画したい領域だけをマッピングすることも可能です。

オンライン授業用ソフトウェアとの連携

1. 画面共有と描画ツールの選択

Zoom、Google Meet、Microsoft Teamsなどのオンライン授業プラットフォームには、画面共有機能と、それに付随する描画ツールが搭載されています。Deco Funを使用する際は、まずPCの画面を共有し、その共有画面上に描画ツールを使って板書を行います。

各プラットフォームの描画ツール(ペン、蛍光ペン、レーザーポインターなど)とDeco Funのペンを連携させて使用します。ペンのボタンに「消しゴム」などを割り当てておくと、描画ツールを切り替える手間が省けます。

2. PDFや画像ファイルへの直接描画

事前に準備したPDF資料や画像ファイルに直接書き込みたい場合は、それらのファイルをPC上で開き、描画ツールを使ってDeco Funで書き込んでいきます。例えば、

  • PDFリーダー(Adobe Acrobat Readerなど)の描画機能
  • 画像編集ソフト(Paint、GIMPなど)

と連携させることができます。これらのソフトウェアでも、ペンタブレットの筆圧感知が活かされ、線の太さや濃淡を滑らかに表現できます。

3. ホワイトボードアプリの活用

より高度な板書機能や、共同編集機能などを求める場合は、専用のホワイトボードアプリの利用も検討しましょう。例としては、

  • Microsoft Whiteboard
  • OpenBoard
  • Explain Everything

などがあります。これらのアプリは、ペンタブレットとの親和性が高く、豊富な図形ツールやレイヤー機能などを備えているため、よりダイナミックで分かりやすい授業展開が可能になります。

快適な板書のための追加設定とヒント

1. グローブの使用(任意)

長時間の板書や、手のひらがタブレットに触れて意図しない操作をしてしまうのを防ぐために、描画用グローブを使用するのも一つの方法です。これにより、スムーズなペン操作と、誤タッチの軽減が期待できます。

2. タブレットカバーの利用

Deco Funの描画面を保護するために、市販のタブレットカバーや、保護フィルムを使用するのも良いでしょう。これにより、描画面の傷つきを防ぎ、快適な状態を長く保つことができます。

3. ショートカットキーの習熟

上記で触れたペンのボタン割り当てだけでなく、PCのキーボードショートカットも併用することで、さらに効率が上がります。頻繁に使う機能は、キーボードショートカットとペンボタンを組み合わせて、身体が自然に反応するレベルまで習熟することを目指しましょう。

4. 描画エリアの感触の調整

XP-PENの設定ツールには、描画エリアの表面の感触を調整する機能がある場合があります(モデルによる)。もしそのような機能があれば、ご自身の好みに合わせて調整してみるのも良いでしょう。紙のようなザラザラした感触を好むか、ツルツルした感触を好むかで、描画の快適さが変わってきます。

5. 複数モニター環境での設定

もしPCが複数モニターに接続されている場合、マッピング設定で、どのモニターにタブレットの描画エリアを対応させるかを適切に設定することが重要です。授業でよく使うモニターに合わせることで、視線移動を最小限に抑え、ストレスなく板書に集中できます。

まとめ

XP-PEN Deco Funは、適切な設定を行うことで、オンライン授業の板書を格段に快適にする強力なツールとなります。PCとの接続、ドライバーのインストール、そしてXP-PENの設定ツールでのペン、ボタン、マッピング設定を丁寧に行うことが基本です。さらに、使用するオンライン授業用ソフトウェアやホワイトボードアプリとの連携を工夫し、ショートカットキーの活用や描画用グローブなどの周辺アイテムも検討することで、よりスムーズで質の高いオンライン授業の板書が可能になるでしょう。