XP-PEN Artist 12(第2世代)レビューと初心者向け設定

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XP-PEN Artist 12(第2世代)レビューと初心者向け設定

XP-PEN Artist 12(第2世代)は、初心者から中級者まで幅広い層におすすめできる液晶タブレットです。その魅力は、手頃な価格帯ながらも高品質な描画体験を提供してくれる点にあります。本レビューでは、Artist 12(第2世代)の特徴、メリット・デメリット、そして初心者向けの具体的な設定方法までを詳しく解説します。

Artist 12(第2世代)の主な特徴

Artist 12(第2世代)は、11.9インチのIPSディスプレイを搭載しています。解像度はフルHD(1920 x 1080)で、色域はsRGB 127%と、色再現性も非常に優れています。これにより、鮮やかで正確な色彩での描画が可能となります。

また、8192段階の筆圧感知に対応しており、線の太さや濃淡を繊細にコントロールできます。付属のスタイラスペンP05Dは、傾き検知にも対応しているため、鉛筆のような自然な描き心地を実現します。

本体には、カスタマイズ可能なショートカットキーが8つ搭載されており、作業効率を大幅に向上させることができます。さらに、USB-C一本での接続も可能(対応OS・PCに限る)なので、ケーブル周りがスッキリし、持ち運びにも便利です。

メリット

* 手頃な価格:液晶タブレットとしては比較的安価であり、最初の1台として導入しやすいです。
* 高画質ディスプレイ:sRGB 127%の色域とフルHD解像度により、美しい画面で描画できます。
* 優れた筆圧・傾き感知:繊細な表現が可能で、本格的な描画が楽しめます。
* ショートカットキー搭載:作業効率アップに貢献します。
* USB-C一本接続対応:配線がシンプルになり、利便性が向上します。
* 携帯性:11.9インチというサイズは、デスク上でのスペースを取らず、持ち運びにも適しています。

デメリット

* 画面サイズ:一部のユーザーにとっては、もう少し大きい画面が欲しいと感じるかもしれません。
* スタンド非同梱:角度調整のためには、別途スタンドの購入が必要になります。
* ドライバの安定性:一部の環境では、ドライバの不安定さが報告されることがあります(ただし、ファームウェアアップデートなどで改善される場合もあります)。

初心者向け設定ガイド

Artist 12(第2世代)を初めて使う方でも、簡単な設定で快適に描画を始めることができます。

1. 接続とドライバのインストール

まず、同梱されているケーブルを使用して、PCとArtist 12(第2世代)を接続します。USB-C一本接続に対応している場合は、USB-Cケーブル一本で接続可能です。

次に、XP-PENの公式サイトから最新のドライバをダウンロードし、PCにインストールします。ドライバのインストール中は、PCの再起動が求められる場合がありますので、指示に従ってください。

2. ショートカットキーの設定

Artist 12(第2世代)には、8つのカスタマイズ可能なショートカットキーがあります。これらのキーに、よく使う機能を割り当てることで、作業効率が格段に向上します。

ドライバ設定ソフトウェアを開き、「ショートカットキー」の項目から、各ボタンに割り当てたい機能をドラッグ&ドロップで設定します。初心者におすすめの割り当て例としては、以下の通りです。

* 「Ctrl + Z」(元に戻す)
* 「Ctrl + Shift + Z」(やり直し)
* 「ブラシツール」
* 「消しゴムツール」
* 「拡大・縮小」
* 「移動ツール」

これらの機能は、描画中に頻繁に使用するため、ショートカットキーに割り当てることでスムーズな作業が可能になります。

3. ペン設定

ペンの筆圧やクリック機能も、ドライバ設定ソフトウェアから調整できます。

* 筆圧感度:グラフが表示されるので、好みに合わせて調整します。強く描いた時に線が太くなるようにしたい場合は、グラフの右側を上に、弱く描きたい場合は左側を上に調整します。
* ダブルクリックの距離:ペン先をダブルクリックした際の反応距離を設定します。
* ペンボタン:ペンについているボタンに、マウスの右クリックや「Ctrl + Z」などを割り当てることができます。

4. ディスプレイ設定

Artist 12(第2世代)のディスプレイ設定は、PCのディスプレイ設定と連動しています。

* 解像度:PCのディスプレイ設定で、Artist 12(第2世代)の解像度を「1920 x 1080」に設定します。
* 拡大縮小:PCのディスプレイ設定で、テキストやアイコンの拡大縮小率を調整できます。Artist 12(第2世代)で文字が小さく見えにくい場合は、ここを調整してください。
* 色設定:XP-PENのドライバ設定ソフトウェアでも、色の設定を微調整できます。ただし、初期設定でも十分高品質なので、特にこだわりがなければ触らなくても問題ありません。

5. 描画ソフトの設定

使用する描画ソフト(CLIP STUDIO PAINT, Photoshop, Saiなど)側でも、ペンタブレットの設定を行う必要があります。

* 筆圧検知の有効化:ほとんどの描画ソフトでは、デフォルトで有効になっていますが、念のため設定を確認しましょう。
* ツールの設定:ブラシのサイズや硬さなどを、筆圧に応じて変化するように設定することで、より表現力豊かな描画が可能になります。

まとめ

XP-PEN Artist 12(第2世代)は、コストパフォーマンスに優れた液晶タブレットであり、デジタルイラスト制作の入門機として非常に適しています。高品質なディスプレイと正確な筆圧感知により、快適な描画体験を提供してくれます。

今回ご紹介した初心者向けの基本的な設定を行うことで、よりスムーズに、そして効率的にイラスト制作を進めることができるでしょう。もし、初めて液晶タブレットを購入されるのであれば、Artist 12(第2世代)は有力な候補となるはずです。