XP-PENドライバの完全アンインストール手順
はじめに
XP-PENのペンタブレットや液晶タブレットを快適にご利用いただくためには、ドライバの適切なインストールと管理が不可欠です。しかし、何らかの理由でドライバをアンインストールする必要が生じた場合、単にプログラムを削除するだけでは、システム内にドライバの残骸が残り、予期せぬ不具合を引き起こす可能性があります。
本ドキュメントでは、XP-PENのドライバをシステムから完全に削除するための詳細な手順を、段階を追って解説します。これにより、ドライバのクリーンな状態での再インストールや、他のドライバとの競合を解消するための下準備が可能となります。
アンインストール前の準備
アンインストール作業を開始する前に、以下の準備を必ず行ってください。
1. ペンタブレット/液晶タブレットの取り外し
まず、お使いのXP-PENデバイスをコンピュータから物理的に取り外します。USBケーブルを抜いてください。これにより、アンインストール中にデバイスが誤って認識されることを防ぎます。
2. 管理者権限の確認
ドライバのアンインストールは、システム全体に影響を与える操作です。そのため、コンピュータの管理者権限を持つユーザーアカウントでログインしていることを確認してください。
3. XP-PENドライバのダウンロード(任意)
もし、アンインストール後に最新のドライバを再インストールする予定がある場合は、事前にXP-PENの公式サイトから最新のドライバソフトウェアをダウンロードしておくとスムーズです。
ドライバのアンインストール手順
1. コントロールパネルからのアンインストール
ほとんどのドライバは、Windowsの「コントロールパネル」からアンインストールできます。
- 「スタート」メニューを開き、「Windowsシステムツール」または「Windows管理ツール」から「コントロールパネル」を選択します。
- 「プログラム」カテゴリにある「プログラムのアンインストール」をクリックします。
- プログラム一覧の中から、「XP-PEN」または「PenTablet」といった名称のドライバ関連の項目を探します。
- 該当する項目を選択し、上部または右クリックメニューから「アンインストール」または「アンインストール/変更」を選択します。
- 画面の指示に従ってアンインストールを完了させてください。
2. XP-PEN公式アンインストーラーの使用(推奨)
XP-PENは、ドライバを完全に削除するための公式アンインストーラーを提供している場合があります。公式サイトのサポートページやダウンロードページを確認し、お使いのドライババージョンに対応したアンインストーラーがあれば、そちらを使用することを強く推奨します。
- XP-PEN公式サイトにアクセスします。
- 「サポート」または「ダウンロード」セクションを探します。
- お使いのデバイスモデルやOSバージョンに合ったドライバを探し、そのページにアンインストーラーへのリンクがないか確認します。
- アンインストーラーが見つかった場合は、ダウンロードし、実行します。
- 画面の指示に従い、アンインストールプロセスを進めます。
公式アンインストーラーは、ドライバファイルだけでなく、関連するレジストリ設定などもクリーンに削除してくれるため、最も確実な方法と言えます。
3. 関連ファイルの確認と削除
上記の手順でアンインストールしても、稀にドライバ関連のファイルやフォルダがシステム内に残存することがあります。これらの残骸は、後続のインストールに影響を与える可能性があるため、手動で削除します。
3.1. アプリケーションフォルダの確認
以下の場所を確認し、「XP-PEN」または「PenTablet」といった名前のフォルダがあれば、削除します。
- C:Program Files
- C:Program Files (x86)
3.2. レジストリエディターでの削除(上級者向け・注意が必要)
※この作業は、誤った操作を行うとシステムに深刻なダメージを与える可能性があります。自信のない方や、レジストリ操作に慣れていない方は、この手順をスキップするか、専門家の指示を仰いでください。
レジストリエディターを使用して、XP-PENに関連するキーを削除します。
- 「スタート」メニューで「regedit」と入力し、「レジストリエディター」を管理者権限で実行します。
- 以下のパスを辿り、関連するキーを削除します。
HKEY_CURRENT_USERSoftwareXP-PENHKEY_LOCAL_MACHINESoftwareXP-PENHKEY_LOCAL_MACHINESoftwareWow6432NodeXP-PEN(64bitOSの場合)- 「XP-PEN」または「PenTablet」といった名前のキーを右クリックし、「削除」を選択します。
- 削除する前に、必ずバックアップを取ることを推奨します。
4. システムの再起動
ドライバのアンインストールと関連ファイルの削除が完了したら、必ずコンピュータを再起動してください。これにより、システムが変更を完全に適用し、ドライバの残骸がクリアされます。
アンインストール後の確認
1. デバイスマネージャーでの確認
再起動後、デバイスマネージャーを開き、XP-PENデバイスが正常に認識されていないことを確認します。
- 「スタート」メニューで「デバイスマネージャー」と入力し、開きます。
- 「ヒューマンインターフェイスデバイス」「マウスとそのほかのポインティングデバイス」「ユニバーサル シリアル バス コントローラー」などの項目を展開します。
- XP-PENデバイスに関連する項目(例:「PenTablet Device」「XP-PEN Graphics Tablet」など)が表示されていないことを確認します。もし表示されていても、ビックリマーク(!や?)が付いている場合は、ドライバが正しくアンインストールされていない可能性があります。
2. XP-PENコントロールパネルの起動
「スタート」メニューやデスクトップにXP-PENのコントロールパネル(設定ツール)のショートカットが残っていないか確認します。もし残っている場合は、それを起動してエラーが発生しないか、または「プログラムのアンインストール」から再度削除できるか確認してください。
まとめ
XP-PENのドライバを完全にアンインストールするには、単にコントロールパネルから削除するだけでなく、公式アンインストーラーの使用や、必要に応じて手動でのファイル・レジストリのクリーンアップ、そして最終的なシステムの再起動まで行うことが重要です。
これらの手順を丁寧に行うことで、ドライバの残骸による予期せぬトラブルを回避し、スムーズなドライバの再インストールや、他のソフトウェアとの競合解消に繋がります。もし、上記手順で問題が解決しない場合や、作業に不安がある場合は、XP-PENの公式サポートに問い合わせることをお勧めします。
