XP-PEN 液タブのVESAマウント対応とアームの選び方
XP-PENの液タブは、クリエイターの制作環境を向上させるための便利な機能やアクセサリーを提供しています。その中でも、VESAマウントへの対応は、デスクスペースの有効活用や、より快適な描画ポジションの確保において非常に重要な要素となります。本記事では、XP-PEN液タブのVESAマウント対応状況、VESAマウントアームの選び方、そしてそれらに関する補足情報について、深く掘り下げて解説します。
XP-PEN液タブのVESAマウント対応状況
XP-PENの液タブは、モデルによってVESAマウントへの対応状況が異なります。一般的に、大型のモデルや、よりプロフェッショナル向けのモデルほどVESAマウントに対応している傾向があります。
VESAマウントとは
VESAマウントとは、一般社団法人映像電子産業振興協会(VESA)が定めた、ディスプレイやテレビを壁やアームに取り付けるための標準規格です。この規格に準拠している製品は、互換性のあるアームやスタンドに容易に取り付けることができます。VESAマウントの穴の間隔は、100mm x 100mm、75mm x 75mm、200mm x 100mmなど、いくつかのサイズがありますが、PCモニターにおいては100mm x 100mmが最も一般的です。
対応モデルの確認方法
お持ちのXP-PEN液タブがVESAマウントに対応しているかを確認するには、以下の方法があります。
- 製品仕様書の確認: XP-PENの公式サイトに掲載されている各製品の仕様書を確認するのが最も確実な方法です。仕様書には、VESAマウントの対応有無、対応するVESA規格(例: VESA 75x75mm, VESA 100x100mm)、そして取り付けに必要なネジの種類や長さなどが記載されている場合があります。
- 製品本体の確認: 液タブの背面にVESAマウント用のネジ穴が4つ、正方形に配置されているかを確認します。
- 製品パッケージの確認: 購入時のパッケージや説明書に、VESAマウントに関する記載がないか確認します。
- XP-PENサポートへの問い合わせ: 上記の方法で確認できない場合は、XP-PENのカスタマーサポートに直接問い合わせるのが良いでしょう。
現行モデルでは、Artistシリーズの大型モデル(例: Artist 22、Artist 24シリーズなど)や、Proシリーズの一部モデルがVESAマウントに対応していることが多いです。しかし、エントリーモデルや小型モデルでは対応していない場合もありますので、購入前に必ず確認することが重要です。
VESAマウントアームの選び方
XP-PEN液タブをVESAマウントアームに取り付ける場合、アームの選定は液タブの重量、サイズ、そして使用する環境に合わせて慎重に行う必要があります。
耐荷重の確認
最も重要なのは、アームの耐荷重です。液タブの重量を必ず確認し、その重量に余裕を持って対応できる耐荷重のアームを選びます。例えば、液タブが5kgであれば、最低でも6kg以上の耐荷重を持つアームを選ぶのが安全です。耐荷重を超えたアームを使用すると、液タブの落下やアームの破損につながる危険性があります。
VESA規格の適合
お使いのXP-PEN液タブが対応しているVESA規格(例: 75x75mm、100x100mm)と、アームが対応しているVESA規格が一致しているかを確認します。通常、アーム側にも複数のVESA規格に対応した取り付けプレートが付属しているか、あるいはアダプターで対応できる場合が多いですが、念のため購入前に確認しておきましょう。
アームの種類と可動域
VESAマウントアームには、様々な種類があります。
- シングルアーム: 一つのディスプレイを取り付けるための基本的なアームです。
- デュアルアーム/トリプルアーム: 複数のディスプレイを同時に取り付けることができます。液タブとノートPCなどを並べて配置したい場合に便利です。
- ガススプリング式: ガス圧を利用して、ディスプレイの昇降や角度調整がスムーズに行えるタイプです。重量のある液タブでも軽々と位置調整できるため、頻繁にポジションを変えたい場合に最適です。
- デスククランプ式: デスクの端にクランプで固定するタイプです。デスクに穴を開ける必要がなく、設置・撤去が容易です。
- グロメット式: デスクに開けられた穴に通して固定するタイプです。より強固に固定できますが、デスクに加工が必要です。
可動域も重要な選定ポイントです。上下、前後、左右へのスイング、チルト(上下角度)、スイベル(左右回転)といった、どの程度の自由度で動かしたいかを考慮して選びましょう。特に、描画時には画面の角度を細かく調整したい場合が多いので、チルト機能が充実しているアームがおすすめです。
液タブのサイズとの兼ね合い
アームの長さや、アームがディスプレイを支える部分(アームの先端)の形状も、液タブのサイズによっては重要になります。大型の液タブの場合、アームの先端が液タブの端をうまく掴めない、あるいはバランスが悪くなることがあります。製品説明に記載されている「対応ディスプレイサイズ」も参考にしましょう。
ケーブルマネジメント機能
液タブは、電源ケーブル、USBケーブル、HDMI/DisplayPortケーブルなど、複数のケーブルが必要になります。アームにケーブルをまとめるためのクリップや溝(ケーブルマネジメント機能)があると、デスク周りがすっきりと整頓され、見た目も良くなります。
レビューや評判の確認
実際に購入したユーザーのレビューや評判を確認することも、アーム選びの参考になります。特に、特定の液タブモデルとの組み合わせでの使用感や、耐久性に関する情報は貴重です。
まとめ
XP-PEN液タブをVESAマウントアームで活用することは、作業効率と快適性を格段に向上させる手段です。VESAマウント対応モデルであるかどうかの確認を怠らず、アームを選ぶ際は、液タブの重量とVESA規格の適合を最優先に、アームの耐荷重、可動域、そして使い勝手を考慮することが重要です。
VESAマウントアームを導入することで、デスクスペースの有効活用はもちろん、長時間の描画作業における身体への負担軽減、そして最適な角度での描画が可能になります。ご自身の制作スタイルやデスク環境に合ったVESAマウントアームを選び、より快適なデジタルアート制作環境を構築してください。
設置時の注意点
- アームの固定: デスククランプ式の場合は、しっかりとデスクに固定されているか、ぐらつきがないかを何度も確認してください。
- ケーブルの配線: ケーブルがアームの可動範囲に干渉しないように、適切に配線してください。
- 初期設定: ガススプリング式アームの場合、初期設定として液タブの重量に合わせてガス圧を調整する必要がある場合があります。取扱説明書をよく読んで、正しく設定してください。
