XP-PEN 液タブ用保護フィルム:種類と貼り方、そして徹底解説
XP-PENの液タブは、その優れた描画性能とコストパフォーマンスから、多くのクリエイターに支持されています。しかし、高価な液晶画面を傷や汚れから守るためには、高品質な保護フィルムの貼付が不可欠です。本稿では、XP-PEN液タブ用の保護フィルムの種類、貼り方の手順、そして購入時の注意点などを詳しく解説していきます。
保護フィルムの種類
XP-PEN液タブ用の保護フィルムは、主に以下の3つのタイプに分けられます。
① 光沢(グレア)タイプ
* 特徴:
* 画面がクリアで、映像が鮮やかに表示されます。
* 色の再現性が高く、写真編集やイラスト制作において、微妙な色合いを正確に把握したい場合に最適です。
* 指紋や汚れが目立ちやすい傾向があります。
* メリット:
* 高精細な映像を楽しめる。
* 鮮やかな色彩を再現できる。
* デメリット:
* 映り込みが発生しやすい(屋外や明るい場所での使用は注意が必要)。
* 指紋や皮脂が付着しやすい。
② 非光沢(アンチグレア)タイプ
* 特徴:
* 画面表面に微細な凹凸があり、光の反射を抑えます。
* 映り込みが少なく、長時間の作業でも目が疲れにくいのが特徴です。
* 紙のような描き心地を再現している製品が多く、鉛筆やペンで描いているような感覚でイラスト制作ができます。
* 光沢タイプに比べると、映像の鮮やかさや色のクリアさは若干劣ります。
* メリット:
* 映り込みを大幅に軽減できる。
* 長時間の作業でも目が疲れにくい。
* サラサラとした描き心地で、描画に集中しやすい。
* デメリット:
* 光沢タイプに比べると、映像の鮮やかさが若干低下する可能性がある。
③ ブルーライトカットタイプ
* 特徴:
* 液晶画面から発せられるブルーライトを軽減します。
* 長時間のPC作業による目の疲れや肩こりを和らげる効果が期待できます。
* ブルーライトカット機能の有無は、光沢タイプ・非光沢タイプどちらにも搭載されていることがあります。
* メリット:
* 目の負担を軽減できる。
* 健康への配慮ができる。
* デメリット:
* 製品によっては、画面の色合いが若干黄色みがかることがあります。
* ブルーライトカット率が高いほど、この傾向が強まることがあります。
保護フィルムの貼り方
保護フィルムの貼付は、慎重さと丁寧さが求められます。以下の手順に沿って、落ち着いて作業を行いましょう。
① 事前準備
* 作業場所の選定:
* ホコリが少なく、風通しの良い場所を選びます。
* 明るすぎない、適度な照明の場所が理想です。
* テーブルの上など、安定した場所で行いましょう。
* 必要な道具の準備:
* 保護フィルム(製品に同梱されている場合もあります)
* クリーニングクロス(マイクロファイバークロス):画面の指紋やホコリを拭き取ります。
* アルコールクリーナー:画面の油分などを除去します。
* セロハンテープ(またはホコリ取りテープ):画面の微細なホコリを除去するのに役立ちます。
* プラスチック製カード(またはヘラ):気泡を押し出す際に使用します。
* 液タブの電源OFF:
* 作業前に必ず液タブの電源を切り、画面を冷やしてください。
② 画面のクリーニング
1. 液晶画面を優しく拭く:
* まず、乾いたクリーニングクロスで画面全体を優しく拭きます。
* 次に、アルコールクリーナーを少量クリーニングクロスに付け、画面の油分や皮脂を丁寧に拭き取ります。
* 画面を傷つけないよう、力を入れすぎないでください。
2. ホコリの除去:
* 画面が乾いたら、セロハンテープやホコリ取りテープの粘着面を画面に軽く貼り付けて、付着したホコリや繊維を慎重に取り除きます。
* この工程は最も重要であり、根気強く行いましょう。画面にホコリが残っていると、気泡の原因になります。
* ライトなどを斜めから当てて、ホコリの付着状況を確認すると効果的です。
③ 保護フィルムの貼付
1. 保護フィルムの確認:
* 保護フィルムには、剥離フィルム(A面・B面など)が付いています。どちらが画面側で、どちらが外側かを確認します。通常、製品の説明書に記載があります。
2. 剥離フィルムを少し剥がす:
* 保護フィルムの端(通常は上部または下部)から、剥離フィルムを1~2cm程度だけ慎重に剥がします。
3. 位置決めと貼り付け開始:
* 剥がした部分を液タブの画面の端に合わせ、慎重に位置を決めます。
* 埃が入らないよう、素早く、剥離フィルムを剥がしながら、保護フィルムを画面に貼り付けていきます。
* Pennsylvaniaのロゴなど、目印になる部分を基準にすると位置決めがしやすいでしょう。
4. 気泡の除去:
* プラスチック製カードやヘラを使い、保護フィルムの中心から外側へ向かって、ゆっくりと優しく気泡を押し出します。
* 無理に力を入れないでください。
* 小さな気泡は、数日後に自然に消えることもあります。
5. 剥離フィルムの剥がし:
* 保護フィルム全体が貼り付いたら、残りの剥離フィルムをゆっくりと剥がします。
* この際も、気泡が入らないよう注意しながら、カードで滑らせるように進めます。
④ 最終確認
* 気泡やホコリがないか、画面全体をチェックします。
* 問題なければ完成です。
* もし、大きな気泡やホコリが残ってしまった場合は、無理に剥がそうとせず、再度貼り直しを検討するか、新しく貼り替えることをお勧めします。
購入時の注意点
XP-PEN液タブ用の保護フィルムを選ぶ際には、以下の点に注意しましょう。
* 機種の確認:
* お使いのXP-PEN液タブの正確なモデル名を確認し、対応する保護フィルムを選んでください。
* Artistシリーズ、Innovatorシリーズなど、モデルによってサイズや形状が異なります。
* フィルムの厚み:
* 厚すぎるとタッチ感度が鈍くなる可能性があります。
* 薄すぎると保護性能が低下する可能性があります。
* 0.2mm~0.4mm程度の厚みが一般的で、バランスが良いとされています。
* 素材:
* PET素材やTPU素材などがありますが、TPU素材は柔軟性があり、衝撃吸収性に優れています。
* メーカーとレビュー:
* 信頼できるメーカーの製品を選び、購入者のレビューを参考にすると良いでしょう。
* XP-PEN純正またはサードパーティ製の製品があります。
* 付属品:
* クリーニングキット(クロス、ホコリ取りシールなど)が付属していると、貼付作業がスムーズに行えます。
まとめ
XP-PEN液タブ用の保護フィルムは、描画体験を向上させ、大切なデバイスを保護するための重要なアイテムです。ご自身の用途や好みに合わせて、最適な種類のフィルムを選び、丁寧な貼り付けを心がけましょう。特に、画面のクリーニングは妥協せず行うことが、気泡のない美しい仕上がりへの鍵となります。この情報が、皆様のクリエイティブライフの一助となれば幸いです。
