XP-PEN 傾き検知 不具合:アプリ別 設定・詳細
XP-PEN 製のペンタブレットで、特定のアプリケーションにおいて傾き検知が期待通りに機能しない、あるいは全く反応しないという問題は、多くのユーザーが直面する可能性があります。この問題は、単に設定の誤りである場合もあれば、アプリケーション側の互換性やドライバとの相性、あるいはハードウェア自体の問題である可能性も考えられます。ここでは、一般的な不具合の原因と、各アプリケーションにおける詳細な設定、およびその他の考慮事項について解説します。
傾き検知の基本原理とXP-PENの仕様
XP-PEN のペンタブレットは、ペンの角度(傾き)を検知することで、筆圧の強弱だけでなく、描画のニュアンスを表現することを可能にしています。この機能は、主にペンの先端の回転や、ペンとタブレットの表面との角度を、内部のセンサーが感知し、その情報をアプリケーションに送信することで実現されています。
XP-PEN のペンタブレットは、一般的に互換性の高い Wintab API または Windows Ink API を使用して、OS およびアプリケーションと連携します。どちらの API を使用するかは、ドライバの設定やアプリケーション側の対応状況によって決まります。傾き検知が正常に機能しない場合、この API の連携に問題がある可能性が考えられます。
アプリケーション別の不具合と設定方法
傾き検知が反応しない問題は、使用しているアプリケーションによって原因や解決策が異なります。以下に、代表的なペイント・ドローイングソフトウェアにおける不具合と、その設定方法について説明します。
Adobe Photoshop
Photoshop は、プロフェッショナルなイラスト制作や写真編集に広く利用されており、傾き検知のサポートも充実しています。しかし、稀に傾き検知が有効にならない場合があります。
考えられる原因
* **ドライバ設定の不備**: XP-PEN のドライバが正しくインストールされていない、あるいは設定が不十分な場合。
* **Windows Ink の干渉**: Photoshop が Windows Ink を使用するように設定されており、XP-PEN のドライバが Wintab を優先している場合、またはその逆の場合。
* **ブラシ設定の誤り**: Photoshop のブラシ設定で、傾きによる効果が無効になっている。
* **古いバージョンの Photoshop**: 古いバージョンでは、最新のタブレットドライバとの互換性に問題が生じることがあります。
解決策・設定方法
1. **XP-PEN ドライバの確認と再インストール**:
* まず、XP-PEN の公式サイトから最新のドライバをダウンロードし、現在インストールされているドライバをアンインストールしてから、新しいドライバをインストールし直してください。
* ドライバ設定ツールを開き、「ペンの設定」またはそれに類する項目で、傾き検知に関するオプションが有効になっているか確認します。
2. **Photoshop の設定確認**:
* Photoshop を起動し、「編集」>「環境設定」>「 `タブレット` 」(または「 タブレットPC 」)を開きます。
* 「 Windows Ink を使用する 」というオプションがある場合、この設定を **オン** または **オフ** に切り替えて、どちらかで傾き検知が正常に動作するか試してみてください。通常、XP-PEN は Wintab を推奨していますが、環境によっては Windows Ink で動作する場合があります。
* この設定を変更した後は、Photoshop を再起動して確認してください。
3. **ブラシ設定の確認**:
* 描画したいブラシを選択し、ブラシ設定パネル(「ウィンドウ」>「ブラシ設定」)を開きます。
* 「