FUJITSU ScanSnap iX500 FI-IX500

FUJITSU ScanSnap iX500 FI-IX500について

FUJITSU ScanSnap iX500 FI-IX500

富士通

タイプ:シートフィード型 最大用紙サイズ:A4 インターフェース:IEEE802.11n/USB 光学解像度(dpi):600

FUJITSU ScanSnap iX500 FI-IX500 口コミ

2012年12月にキンドルを購入した時、前から考えていた「自炊」を決意、先日レビューした「 PLUS 断裁機(かんたん替刃交換タイプ)26-309 PK-513LNホワイト 裁断幅A4 」とともに購入したのが、本商品です。
【文庫本】【新書】のスキャンが主ですので、同じような使い方を考えている方の参考までにレビューします。

【本商品を選んだ理由】
これは全く生身の人間からのアドバイスは受けておらず、ネット上の情報からだけです(このサイトでのレビューを含めて)。
オジサン世代としては、身近に「自炊」を考えているような知り合いはいませんでした。
しかし、ネット上では、かなり詳しく「自炊」のことに言及しているブログがあり、大変参考になりました。
その点、今のようなインターネットの普及した時代に感謝、と言ったところでしょうか。

【使用しての感想】
私は、スキャン専用機を初めて使ったので、前の世代の機種の状況は分かりません。
そこで、本商品を使用して強く感じた2点について、率直な感想を述べます。

<その1:スキャンの速度>
数値的なデータはメーカー側が公表しているので、もっと「感覚的な感想」を述べます。
職場などで事務用の大型コピー機を使ったことがある方は、複数の紙を流して両面コピー、というコピーを行ったことがあると思いますが、本商品のスキャン対象の紙は同じ程度のスピードで流れていきます。
ただ、データとして保存するのに、多少の時間は要しますが、自分としては、ストレスを感じるほどではありませんでした。

<その2:紙詰まり>
事務用コピー機同様、「紙詰まり」が最も気になるところです。
自分の体験としては、最初のスキャンの際に「紙詰まり」しました。
でも、これはメーカーの責任ではないと思っています。
書籍を裁断する際、文字部分が切断されないように、「浅く」裁断したため、目に見えない「糊の粒」の残っている部分があり、完全に裁断されていないページがあったのです。
そのため、紙が斜めに流れ、不完全な裁断の2ページ目が「紙詰まり」に(いわゆる「ジャム」状態)。
でも、ご安心を。
透明なシートを2枚合わせた「キャリアシート」が添付されており、しわを伸ばした後、そのシートに挟んでスキャンすれば、文字を読むことが可能なファイルにできます。
もっとも、しわの跡は残ってしまいますが、別に売り物にするわけではないので、まあ、これで良しとしましょう。
ちなみに、その後は、裁断幅のコツも掴め、紙詰まりするような事態は生じていません。

本商品には、adobe acrobat のDVDが付属されています。
スキャン後は、こちらで、ファイルを自由に加工できます。
また、キンドル用のファイルに変換するためのアプリケーションも複数ネット上に存在している模様で、そちらはネットサーフィンすれば、簡単に入手できると思います。
ただ、これは、本商品のレビューの範疇外なので、ここでの記載は差し控えさせていただくこととします。

【使用とは別の観点から】
私は本商品を写真で初めて目にした時、「スキャン専用機に見えない。ただの箱だ」という印象を持ちました(失礼!)。
本商品は、まず商品名の記載されたカバーを上部に開くと、スキャンする紙の投入口が現れます。
そして、もう1枚のカバーを下に開くと、紙の排出口が現れます。
電源のオンは、このカバーを開くことにより実行されます。
(逆に、カバーを閉じると電源オフとなります)
最初は、なぜそこまでして、ダウンサイジングにこだわるのだろう?
持ち運んで使うものでもないだろうに――
と思ったのですが、よく考えてみると、紙の投入口から、ホコリが入り込むのを極力防ぐためのものと推測できます。
つまり、カバーの開いている時間をできるだけ少なくするように設計されていると考えました。
それだけスキャンする部分がデリケートにできているということなのでしょう。
カバーの開閉が電源のオン・オフと連動しているため、使わない時は、カバーを閉じる「癖」がつきます。
また、カバーを開けた状態では、機械中央部が「青く光っており」、うっかり電源を落とさずに出かけてしまったり、就寝したりが防止できるように思います。
この設計思想には、大いに共感しているところです。

以上、長めのレビューとなりましたが、ここまで読んでいただき、大変にありがとうございました。

I have been using SCANSNAP for many years at work. I bought this one for personal use. The machine is ok but there is no cable attached! so I have to buy a cable separately. And The ID stick is missing so I cannot find the serial number to register. Thank for SCANSNAP HOME recognized it automatically.In all, not bad buying experience. hope to become better~

今まではS1300を使用してきましたが、物欲に耐えかねて(笑)、ついにこの機種を購入してしまいました!まぁ、兎に角、素晴らしいですわ。金額に値するお値打ち商品です(笑)。現在、600冊程(この機種では60冊程)自炊しましたが、特筆すべき点は・・・1・兎に角重送しない!しても超音波検知でほぼ100%拾ってくれる!1300使用時は結構苦労していました(笑)。それまでの苦労が嘘のようです。2・ 同時にOCR処理してこのスピードか(笑)。これも1300時とは全く違う。以前と比較するとOCR処理してないみたい(笑)。・・・・ 因みに他のレビューにあるCISセンサーの件ですが、プロの人が扱う様な精密なカラー原稿を読み込んだりしない限り、大抵の人は特に気にすることではありません。一般的な本や漫画の自炊目的でしたら、全く気にする事ではないと思います。(事実、自分が自炊した物でも、全く問題ありません(笑))もし、カラー原稿を読み込む機会が多い人なら、在庫が残っていればS1500を購入するか、CCD方式を使用している

EPSON シートフィードスキャナー ES-D350 A4対応 CCDセンサー 給紙枚数75枚 両面同時読み取り対応 重送検知機能搭載

のような商品を選択する事になるでしょう。しかしながら、総合力では iX500が頭一つ抜けていると思います!繰り返しますが、プロユースじゃない方は、この機種で十分お釣りがきますから(笑)。間違いないです!

私は購入した書籍を読む前にバラして取り込む自炊派です。
今回思い切ってS1500から買い換えて見たのですが、価格がやや上がったこと以外は全く不満がありません。

・スピードが速い!
分速20枚から25枚にアップとのことですが、体感ではそれ以上です。
しかも一回に差し込める枚数が大幅にアップした感があります。
私はハヤカワ文庫を200ページ(100枚)突っ込んで見ましたが、全く問題なく一気に読み取りました。
S1500では120ページ(60枚)くらいが無難(限界?)でしたので、驚異的な効率アップです。

・画質は?
これは人それぞれなので、あくまで私感ですが以前よりも電子化したときに綺麗に読める仕上がりになっている気がします。
活字(本文含む)とコミックのカラーページはスーパーファイン、コミックの通常ページはグレーのエクセレントで読み込み、後でImagemagickを使ってシェルスクリプトで一気に圧縮加工(Quality50%化)していますが、それでも文字やラインが以前よりシャープでタブレット(iPad)で読んでいて気持ちが良いです。
S1500の時はImagemagickの変換パラメータを様々にいじって(白飛ばしやシャープネス、そのた諸々・・・)、それでも完全に満足できていなかったので、このお手軽さは最高です。

・無線転送
すみません、まだ試してません。
無線LANでPCに取り込めるようになったら最強だと思っていますので、ファームのアップデートなどで対応してくれるのを期待しています。

・スペース
ちょっと大きくなりました。折りたたむとコンパクトですが、使用時には結局前後にスペースが必要なので、かなり場所をとるのはいままで通りです。逆にいうとこの点については今までと変わりません(笑)。
もうちょっとどうにかならんかな?
PCへの無線転送ができるようになると置き場所の自由度が上がりそうですが・・・

・価格・・・
本品の重大な弱点だと思います。Mac版AdobeAcrobatが付属しなくなったのにS1500よりも標準価格がアップというのは、人によっては実質相当な値上げだと思います(AcrobatのOCRを重視していた方には特に)。
私はMacを使用しており、Acrobatではなくプレビューで取り込んだファイルの編集(ページの並べ替えなど)をしており、またOCRは使っていないのでAcrobatがないことは気にしてませんが、だったら安くしてくれよ!と思いました。
ですからバンドルがなくなったことからも、お値段据え置きか、若干値下げしたMac版が用意されていたらよかったのになと思いました。

私は現在の電子書籍システムは、結局データのレンタルシステムでしかなく、メーカーやベンダーがサービスを止めてしまうと一発でコレクションが台無しになる可能性をはらんでいると考えています。最近、楽天「Raboo」をやめたりしましたよね。あとAmazonで購入したKindle本がアカウント管理のトラブルで読めなくなった!なんてニュースもありました。
ですので、自分の本は汎用性のある画像データで残して置きたいと考えて片っ端から自炊を行なっています。
というわけで私のように、とにかく自炊派!という方には今回のiX500は買い替えを真剣に考慮すべき商品だと思います。S1500からの乗り換えなら十中八九後悔はしませんよ!

評価は自分としては☆5ですが、バンドルのことを考えると☆4にすべきかも知れません。

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1/11:追記
届いて10日で謎の「USBタイムアウト」というエラーが発生し、読み取りできなくなるトラブルに見舞われました。
本当にたまたま平日AMに時間がとれたのでサポートセンターにTELしたところ、非常にスムーズに話が進み、
交換機を即日発送してもらえることになりました。
先ほど交換機の読み取りテスト(600枚程度)をしてみましたが、「今のところは」問題ないみたいです。
初期ロットの恐ろしさを実感するとともに、富士通さんの対応の良さには本当に関心しました。
(ただ、平日9:00-17:00って普通は不可能ですよね〜)
今回のトラブルで☆を一つだけ減らさせてもらいました。