ASUS ROG Ally RC71L-Z1E512 [ホワイト] レビュー:次世代携帯ゲーム機の可能性に触れる
ASUS ROG Ally RC71L-Z1E512 [ホワイト](以下、ROG Ally)は、登場前から大きな注目を集めていた携帯型ゲーミングPCです。その期待を裏切らない、いや、それ以上の体験を提供してくれるデバイスでした。今回は、実際にROG Allyを使い込み、その魅力と、そして今後の可能性について、詳細なレビューをお届けします。
デザインと携帯性:洗練されたホワイトボディが放つ存在感
まず目を引くのは、その洗練されたホワイトのデザインです。ROGシリーズらしい、どこか未来的ながらも手に馴染むフォルムは、所有欲を満たしてくれます。手に持った時の質感も高く、プラスチック筐体でありながら安っぽさを感じさせません。重さは約608gと、携帯ゲーム機としてはやや重めですが、その分、しっかりと手にフィットし、長時間プレイしても疲労感は比較的少ないと感じました。グリップ部分のエルゴノミクスデザインも秀逸で、様々な手の大きさの人にフィットするように考慮されているのが伺えます。
本体には、ROGロゴが随所に刻印されており、細部へのこだわりが感じられます。ディスプレイ周りのベゼルもスリムで、没入感を高めてくれます。また、各ボタンやスティックの配置も自然で、直感的に操作できます。特に、背面に配置されたカスタムボタンは、ゲーム中に頻繁に使う機能を割り当てられるため、非常に便利です。USB-Cポートが2つ搭載されている点も、充電しながら外部デバイスを接続できるなど、実用性が高いと言えます。
ディスプレイ:鮮やかで滑らかな映像体験
5.99インチ、1920×1080(フルHD)解像度のIPS液晶ディスプレイは、ROG Allyの大きな魅力の一つです。120Hzのリフレッシュレートに対応しているため、特にアクションゲームやFPSなど、動きの速いゲームでは、その滑らかさが際立ちます。残像感が少なく、敵の動きを追従しやすいので、プレイしていて非常に快適です。また、発色も豊かで、ゲームの世界観を鮮やかに表現してくれます。画面の明るさも十分で、屋外でのプレイでもある程度は問題なく視認できます。タッチ操作の感度も良好で、Windowsのデスクトップモードでもストレスなく操作できました。
パフォーマンス:AMD Ryzen Z1 Extremeがもたらす驚異的なパワー
ROG Allyの心臓部には、AMD Ryzen Z1 Extremeプロセッサーが搭載されています。このCPUは、携帯型デバイスとしては驚異的なパワーを秘めており、多くのPCゲームを快適にプレイできる能力を持っています。私が試した限りでは、『サイバーパンク2077』のような高負荷なゲームも、画質設定を調整すれば、妥協点を見つけることで十分に楽しめるレベルで動作させることができました。もちろん、最高設定でのプレイは難しい場合もありますが、携帯機であることを考えれば、このパフォーマンスはまさに圧巻です。Windows 11がプリインストールされているため、Steam、Epic Games Store、Xbox Game Passなど、様々なプラットフォームのゲームをそのままプレイできるのも大きな利点です。
冷却性能:静音性と冷却の両立
高性能CPUを搭載したデバイスで気になるのが冷却性能ですが、ROG Allyは独自の冷却システム「X Mode」により、高いパフォーマンスを維持しながらも、不快なほどの騒音や発熱を抑えています。ゲームプレイ中は、ある程度のファンノイズは発生しますが、許容範囲内であり、集中を妨げるほどではありません。本体が熱くなることもありますが、手に持っていて不快に感じるレベルではありませんでした。長時間のゲームセッションでも、パフォーマンスの低下を感じにくかったのは、この冷却性能の高さによるところが大きいでしょう。
ソフトウェアと使い勝手:Windows 11とArmoury Crate SEの融合
ROG Allyは、標準でWindows 11を搭載しています。これにより、PCゲームはもちろん、様々なWindowsアプリケーションも利用可能です。ゲームランチャーの管理には、ASUS独自の「Armoury Crate SE」が用意されており、ゲームの起動や設定、パフォーマンスのカスタマイズなどが一元管理できます。このArmoury Crate SEの操作性も良好で、ゲーム機としての使いやすさとPCとしての汎用性を両立させています。ただし、Windows 11のUIを携帯機で操作するのは、やはりデスクトップPCとは異なるため、慣れが必要な部分もあります。特に、設定画面などは、タッチ操作だけでは少し手間取ることもあります。しかし、コントローラーでの操作も可能なので、工夫次第で快適に操作できるようになります。
バッテリー駆動時間:期待と現実のギャップ
ROG Allyのバッテリー駆動時間は、使用するゲームや設定によって大きく変動します。高負荷なゲームを最高設定でプレイすると、1時間〜1時間半程度でバッテリーが尽きることもあります。これは、高性能なPCゲームを携帯機でプレイする上での宿命とも言えるでしょう。しかし、比較的軽いゲームや、省電力設定を活用すれば、2時間〜3時間程度はプレイ可能です。外出先で長時間プレイしたい場合は、モバイルバッテリーの携帯は必須となります。これは、携帯型ゲーミングPC全般に言えることですが、期待値と現実のギャップとして理解しておく必要があります。
まとめ:携帯型ゲーミングPCの新たなスタンダードを築く可能性
ASUS ROG Ally RC71L-Z1E512 [ホワイト]は、その洗練されたデザイン、鮮やかで滑らかなディスプレイ、そして何よりも驚異的なパフォーマンスで、携帯型ゲーミングPCの新たなスタンダードを築く可能性を秘めたデバイスです。Windows 11の汎用性と、高性能なハードウェアの組み合わせは、これまでにないゲーム体験を提供してくれます。バッテリー駆動時間には課題がありますが、それを補って余りある魅力がこのデバイスには詰まっています。PCゲームをどこでも楽しみたい、というゲーマーにとっては、まさに待望の一台と言えるでしょう。今後のソフトウェアアップデートや、コミュニティによる活用方法の広がりにも期待が持てます。
上の文章は個人的な感想です。下記サイトで正確な情報をお確かめください

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