HP ProBook 4G1a (Ryzen 5 230/16GB/SSD・512GB) レビュー
日本HPのHP ProBook 4G1a 14 Notebook PC (Ryzen 5 230/16GB/SSD・512GB/光学ドライブなし/Win11Pro/Office無/14型/eSIM Connect) をしばらく使用してみたので、その感想をレビューします。ビジネス用途を想定したProBookシリーズですが、個人利用でも十分な性能と携帯性を兼ね備えたモデルだと感じました。
デザインと携帯性
まず、外観から。ProBookシリーズらしい、落ち着きのあるデザインです。筐体はプラスチック製ですが、安っぽさはなく、ビジネスシーンに馴染むマットな質感です。14型というサイズ感は、持ち運びにも適しています。厚みもそれほどなく、カバンにもすっきりと収まります。重量も実測で約1.6kgと、このクラスのノートPCとしては標準的で、頻繁に持ち運ぶことを考えると、このくらいの軽さは重要です。
ベゼルも比較的スリムで、画面占有率が高いのは好印象です。キーボードはテンキーレスですが、キーピッチは十分で、打鍵感も悪くありません。長時間のタイピングでも疲れにくい部類に入るでしょう。タッチパッドの感度も良好で、カーソルの操作にストレスを感じることはありませんでした。
パフォーマンスと拡張性
CPUはRyzen 5 230という構成ですが、普段使いはもちろん、多少重めのタスクもこなせる十分なパワーを持っています。Webブラウジング、Officeソフトでの文書作成、複数のタブを開いた状態での作業など、軽快に動作します。16GBのメモリは、マルチタスクを快適に行う上で大きなアドバンテージとなります。複数のアプリケーションを同時に起動しても、動作がもたつくことはほとんどありません。
ストレージは512GBのSSDを搭載しています。起動速度、アプリケーションの読み込み速度ともに非常に速く、ストレスフリーな操作感を実現しています。OSのWindows 11 Proも快適に動作し、最新の機能も問題なく利用できます。Officeソフトがプリインストールされていない点は、必要に応じて別途購入するか、代替ソフトを利用する必要がありますが、その分価格を抑えられると考えることもできます。
eSIM Connect 機能
このモデルの特筆すべき点の一つが、eSIM Connect機能です。これにより、物理的なSIMカードを挿入することなく、eSIMプロファイルを設定するだけでモバイルネットワークに接続できます。外出先でWi-Fi環境がない場合でも、手軽にインターネットにアクセスできるのは非常に便利です。出張先やカフェなど、場所を選ばずに作業をしたいユーザーにとっては、大きなメリットとなるでしょう。回線契約は別途必要ですが、SIMカードの差し替えの手間が省けるのは魅力です。
光学ドライブなし
光学ドライブが非搭載である点も、近年のノートPCとしては一般的になってきました。これにより、本体の薄型化や軽量化に貢献しています。CDやDVDを使用する機会が減っている現代において、これはむしろメリットと捉えることができます。もし必要であれば、外付けのDVDドライブなどを別途用意すれば問題ありません。
ディスプレイ
14型のディスプレイは、解像度も十分で、色味も自然です。ビジネス用途であれば、このサイズと画質で十分な作業領域を確保できます。屋外での使用を考慮すると、もう少し明るさがあればさらに良かったかもしれませんが、室内での使用であれば問題ないレベルです。
まとめ
HP ProBook 4G1a 14 Notebook PC (Ryzen 5 230/16GB/SSD・512GB) は、ビジネスシーンでの利用を想定しながらも、個人ユーザーにも十分おすすめできるバランスの取れたノートPCです。Ryzen 5 230と16GBメモリ、512GB SSDの組み合わせは、日常的なタスクからやや負荷のかかる作業まで、快適にこなします。
特に、eSIM Connect機能は、場所を選ばずにインターネットに接続できるという点で、現代の働き方にマッチした機能と言えます。光学ドライブ非搭載や堅実なデザインも、実用性を重視したProBookシリーズらしい特徴です。
Officeソフトが付属しない点は、購入時に考慮すべき点ですが、その分コストパフォーマンスを追求できるモデルと言えるでしょう。携帯性、パフォーマンス、そして先進的な接続機能のバランスを求めるユーザーにとって、有力な選択肢となるはずです。
上の文章は個人的な感想です。下記サイトで正確な情報をお確かめください
