【ストレージ増設】超簡単!BTOのゲーミングPCに自分で2台目のSSDを追加する手順
BTO(Build to Order)で購入したゲーミングPCのストレージ容量に不満を感じていませんか? ゲームのインストール容量は年々増加し、あっという間にCドライブが圧迫されてしまうことも珍しくありません。しかし、PCの内部に手を加えるのは難しそう…と諦めるのは早計です。今回は、BTOゲーミングPCに2台目のSSDを自分で増設する手順を、初心者の方でも分かりやすく解説します。特別な工具はほとんど必要なく、30分~1時間程度で完了できる作業です。
1. 事前準備:必要なものと注意点
作業を始める前に、いくつか準備が必要です。
1.1 必要なもの
* 増設用SSD:NVMe M.2 SSDまたはSATA SSDのどちらかを選択します。
* **NVMe M.2 SSD**: 高速なデータ転送が魅力ですが、マザーボードにM.2スロットが搭載されている必要があります。また、ヒートシンク付きのものを選ぶと、発熱を抑えられ安定した動作が期待できます。
* **SATA SSD**: 汎用性が高く、多くのPCで利用できます。2.5インチSSDが一般的です。
* PCのマザーボードに対応しているか、事前に確認しましょう。PCケースの奥行きやSSDの厚みも確認しておくと安心です。
* プラスドライバー:PCケースのネジを外したり、SSDを固定するために使用します。精密ドライバーセットがあると便利です。
* 静電気防止手袋(推奨):PC内部の精密機器は静電気に弱いため、触れる前に身体の静電気を逃がすか、静電気防止手袋を着用することをおすすめします。
* (SATA SSDの場合)SATAケーブル:マザーボードとSSDを接続するために必要です。SSDに付属している場合もありますが、念のため確認しましょう。
* (SATA SSDの場合)SSDマウンター(必要に応じて):PCケースによっては、2.5インチSSDを固定するためのマウンターが必要になる場合があります。
* PCの取扱説明書:マザーボードの配置や拡張スロットの確認に役立ちます。
1.2 注意点
* 作業前にPCの電源を完全にオフにし、電源ケーブルをコンセントから抜いてください。
* 作業中にPC内部の基盤や部品に直接触れないように注意しましょう。
* SSDは非常にデリケートな部品です。落下させたり、強い衝撃を与えたりしないように丁寧に扱いましょう。
* BTOメーカーの保証規定を確認し、自己改造が保証対象外にならないか事前に確認しておくと安心です。
2. PCケースを開ける
まずはPCケースを開けて、内部にアクセスします。
2.1 ケースのサイドパネルを外す
多くのゲーミングPCケースは、背面にあるネジを数本外すことでサイドパネルが取り外せるようになっています。
* PC本体を横向きに寝かせます。
* 通常、左側のサイドパネル(PCを正面から見た場合)を取り外します。
* 背面のネジをプラスドライバーで緩めて外します。ネジはケース内に収納されるタイプのものもあります。
* ネジを全て外したら、パネルをゆっくりと手前に引くか、スライドさせて取り外します。
### 3. SSDの取り付け場所の確認
PCケース内部を確認し、SSDを取り付ける場所を特定します。
3.1 M.2 SSDの場合
* マザーボード上のM.2スロットを探します。通常、CPUソケットの近くやグラフィックボードの下あたりにあります。
* M.2スロットは、短く平たい形状をしており、細長い基盤を斜めに差し込むようになっています。
* スロットの形状と、SSDの形状が一致するか確認してください。
* SSDを固定するためのネジ穴があるか確認します。SSDによっては、ネジが付属していない場合もありますので、マザーボードに付属しているネジを使用します。
3.2 SATA SSDの場合
* 2.5インチベイを探します。PCケースの前面や下部にあることが多いです。
* SSDを固定できるスペースがあるか確認します。
* SSDマウンターが必要な場合は、PCケースの仕様を確認して準備しておきます。
4. SSDの取り付け
いよいよSSDをPC内部に取り付けます。
4.1 M.2 SSDの取り付け
* M.2スロットの端にある固定ネジを、プラスドライバーで緩めて外します。
* SSDの切り欠き部分を、M.2スロットの突起部分に合わせるようにして、斜め約30度に差し込みます。
* SSDをゆっくりと押し下げ、マザーボードに完全に固定します。
* 外した固定ネジでSSDをしっかりと固定します。奥までしっかり締めすぎないように注意しましょう。
* ヒートシンク付きのSSDの場合は、マザーボードの指示に従って取り付けます。
4.2 SATA SSDの取り付け
* PCケースの2.5インチベイにSSDをスライドさせて挿入します。
* SSDがしっかりと固定されるように、ネジで固定します。
* SSDマウンターを使用する場合は、マウンターにSSDを固定してからベイに取り付けます。
4.3 SATAケーブルの接続(SATA SSDの場合)
* SSDのSATAポートにSATAケーブルの一端を接続します。
* SATAケーブルのもう一端を、マザーボード上のSATAポートに接続します。ポートは通常、マザーボードの端に複数並んでいます。空いているポートに接続しましょう。
* 電源ケーブル(SATA電源ケーブル)を、電源ユニットから出ているコネクタに接続します。こちらもSSDの電源ポートに接続します。
5. PCケースを閉じる
SSDの取り付けが完了したら、PCケースを閉じます。
* 取り外したサイドパネルを元通りに、カチッとはまるように取り付けます。
* 背面のネジを締めて、サイドパネルを固定します。
6. Windowsでの認識とフォーマット
PCを起動し、Windowsが新しいSSDを認識しているか確認します。
6.1 ストレージの確認
* PCの電源を入れ、Windowsを起動します。
* 「ディスクの管理」を開きます。
* Windowsの検索バーに「ディスクの管理」と入力して検索するか、「Windowsキー + X」を押し、表示されたメニューから「ディスクの管理」を選択します。
* 「ディスクの管理」画面に、新しく増設したSSDが表示されているか確認します。
* 通常、「不明」「初期化されていません」と表示されているはずです。
6.2 SSDの初期化とフォーマット
* 表示されている新しいディスク(SSD)を右クリックします。
* 「ディスクの初期化」を選択します。
* パーティションスタイルは、「GPT」を選択するのが一般的です。BIOS/UEFIがUEFIモードで起動している場合や、4TB以上のSSDを使用する場合はGPTを選択してください。
* 初期化が完了したら、再度そのディスクを右クリックします。
* 「新しいシンプルボリューム」を選択します。
* ウィザードが表示されるので、「次へ」をクリックします。
* ボリュームサイズは、デフォルトのまま(最大サイズ)で「次へ」をクリックします。
* ドライブ文字を割り当てます。自動で割り当てられたものでも構いませんし、自分で好きな文字(例:D、Eなど)に変更することもできます。
* 「フォーマット」の項目で、ファイルシステムを「NTFS」に、アロケーションユニットサイズを「既定値」に設定し、「次へ」をクリックします。
* 最後に「完了」をクリックすると、フォーマットが開始されます。
フォーマットが完了すると、エクスプローラーで新しいドライブとして表示され、すぐに使用できるようになります。
まとめ
今回ご紹介した手順で、BTOゲーミングPCに2台目のSSDを自分で追加するのは、それほど難しい作業ではありません。PCケースを開ける、SSDを物理的に取り付ける、Windowsで認識させる、という3つのステップを理解すれば、誰でも挑戦できます。
* NVMe M.2 SSDであれば、スロットに差し込むだけで接続が完了するため、SATAケーブルの配線なども不要で、より手軽に増設できます。
* SATA SSDの場合でも、SATAケーブルと電源ケーブルを正しく接続するだけで、こちらも比較的簡単に増設可能です。
ストレージ容量の増加は、ゲームのダウンロードやインストール、OSの起動速度向上など、PCの快適性を大きく向上させます。ぜひこの機会に、ご自身のゲーミングPCのストレージを拡張して、より快適なPCライフを送りましょう! もし、PC内部の作業に不安がある場合は、PCショップの店員さんに相談したり、PC修理業者に依頼することも検討してみてください。
