XP-PENドライバの完全アンインストール手順
XP-PEN製タブレットのドライバをPCから完全に削除することは、トラブルシューティングや新しいバージョンのドライバへの移行において非常に重要です。不完全なアンインストールは、既存のドライバファイルやレジストリ情報が残存し、新たなドライバのインストールに失敗したり、予期せぬ動作不良を引き起こしたりする可能性があります。ここでは、XP-PENドライバをPCから完全にアンインストールするための詳細な手順と、それに伴う注意点について説明します。
アンインストール前の準備
アンインストール作業を開始する前に、いくつかの準備を行うことで、作業をスムーズかつ安全に進めることができます。まず、USBケーブルをPCから抜いてください。タブレットがPCに接続されたままだと、ドライバのアンインストールが正常に完了しない場合があります。
次に、XP-PENの公式ウェブサイトから、現在お使いのタブレットモデルに対応した最新のドライバをダウンロードしておいてください。アンインストール後に再度ドライバをインストールする際に必要となります。ダウンロードしたファイルは、分かりやすい場所に保存しておくと良いでしょう。
また、PCに管理者権限でログインしていることを確認してください。ドライバのアンインストールには、システムファイルへのアクセスが必要となるため、管理者権限が必須です。
Windowsでのアンインストール手順
Windowsオペレーティングシステムでは、主に「アプリと機能」または「プログラムと機能」からアンインストールを行うのが一般的ですが、XP-PENドライバの場合、より確実に削除するために、追加の手順が必要となります。
ステップ1: アプリと機能からのアンインストール
まず、Windowsの検索バーに「アプリ」と入力し、「アプリと機能」(または「プログラムと機能」)を開きます。
- Windows 10/11の場合: 「設定」→「アプリ」→「アプリと機能」
- Windows 7/8の場合: 「コントロールパネル」→「プログラム」→「プログラムと機能」
リストの中から「XP-PEN」または「Pen Tablet」といった名称の関連アプリケーションを探し、選択して「アンインストール」ボタンをクリックします。画面の指示に従ってアンインストールを完了させてください。通常、この段階でドライバの大部分は削除されます。
ステップ2: 関連ファイルの確認と削除
アンインストール後も、システム内にドライバに関連するファイルが残存している可能性があります。これらを削除するために、以下の場所を確認します。
テンポラリファイル(一時ファイル)の削除
Windowsの実行コマンド(Windowsキー + R)を開き、「%temp%」と入力してEnterキーを押します。開いたフォルダ内のファイルをすべて選択し(Ctrl + A)、削除します。一部のファイルは使用中のため削除できない場合がありますが、その場合はスキップしてください。
Program Filesフォルダ内の確認
エクスプローラーを開き、「C:Program Files」および「C:Program Files (x86)」フォルダ内に「XP-PEN」という名前のフォルダが存在しないか確認します。もし存在する場合は、フォルダごと削除してください。
ステップ3: レジストリエディタによる確認と削除 (上級者向け)
この手順は、PCのシステム設定を直接編集するため、誤った操作はシステムに深刻な問題を引き起こす可能性があります。操作に自信のない方は、このステップをスキップするか、専門家の助けを借りることを強く推奨します。
Windowsの実行コマンド(Windowsキー + R)を開き、「regedit」と入力してEnterキーを押し、レジストリエディタを起動します。
以下のパスを順に確認し、「XP-PEN」または「PenTablet」に関連するキー(フォルダ)や値(データ)が見つかった場合は、慎重に削除します。削除する前に、必ず該当するキーを右クリックして「エクスポート」を選択し、バックアップを取ることを推奨します。
- HKEY_CURRENT_USERSoftwareXP-PEN
- HKEY_LOCAL_MACHINESOFTWAREXP-PEN
- HKEY_LOCAL_MACHINESOFTWAREWow6432NodeXP-PEN
- HKEY_USERS.DEFAULTSoftwareXP-PEN
また、検索機能(Ctrl + F)で「XP-PEN」や「PenTablet」と入力して、関連するエントリを検索し、安全だと判断できるもののみを削除することもできます。ただし、システム全体に影響を及ぼす可能性のあるエントリも含まれるため、十分な注意が必要です。
ステップ4: PCの再起動
すべての削除作業が完了したら、必ずPCを再起動してください。これにより、システムが変更を認識し、ドライバの残存ファイルや設定が完全にクリアされます。
アンインストール後のドライバ再インストール
PCの再起動後、事前にダウンロードしておいた最新のドライバインストーラーを実行します。インストール中は、タブレットをUSBケーブルでPCに接続しないでください。ドライバインストーラーの指示に従い、インストールの完了後に、指示があった場合にのみタブレットを接続してください。
ドライバのインストールが完了したら、再度PCを再起動することをお勧めします。これにより、ドライバがシステムに正しく認識され、タブレットが正常に機能するようになります。
macOSでのアンインストール手順
macOSでのアンインストールは、Windowsとは手順が異なります。
ステップ1: アプリケーションフォルダからの削除
Finderを開き、「アプリケーション」フォルダに移動します。そこに「PenTablet」や「XP-PEN」といった名前のアプリケーションがあれば、ゴミ箱にドラッグ&ドロップします。
ステップ2: 関連ファイルの削除
以下のパスに移動し、「XP-PEN」または「PenTablet」に関連するファイルやフォルダがないか確認します。もし存在する場合は、削除します。
- ~/Library/Application Support/
- ~/Library/Preferences/
- ~/Library/Caches/
※「~」はユーザーフォルダを表します。
ステップ3: システム環境設定の確認
「システム環境設定」を開き、XP-PENに関連する項目がないか確認します。もしあれば、それを削除するか、設定をリセットします。
ステップ4: PCの再起動
すべての削除作業が完了したら、PCを再起動します。
アンインストール時の注意点
アンインストール中にエラーメッセージが表示された場合は、そのメッセージを記録し、XP-PENのサポートに問い合わせることを検討してください。
レジストリの編集は、PCの安定性に影響を与える可能性があるため、慎重に行う必要があります。不明な点がある場合は、専門家のアドバイスを求めるか、この手順をスキップしてください。
アンインストールツールの使用:一部のサードパーティ製のアンインストールツール(例:Revo Uninstallerなど)を使用すると、ドライバの残存ファイルをより徹底的に削除できる場合があります。ただし、これらのツールも慎重に使用する必要があります。
まとめ
XP-PENドライバの完全なアンインストールは、いくつかのステップを踏むことで実現できます。特にWindows環境では、アプリケーションのアンインストールだけでなく、残存ファイルやレジストリ情報の削除が重要となります。これらの手順を丁寧に行うことで、ドライバ関連のトラブルを回避し、スムーズなタブレットの使用環境を維持することができます。
