XP-PEN 液タブ用保護フィルム
XP-PENの液タブは、その高画質と優れた描画性能で多くのクリエイターに支持されています。しかし、画面に直接触れて描画する特性上、傷や汚れが気になるという方も少なくありません。そこで、液タブを長持ちさせ、快適な使用感を維持するために、保護フィルムの活用は非常に有効です。XP-PEN液タブ用の保護フィルムは、その機能や素材によっていくつかの種類に分けられます。ここでは、それぞれの特徴、貼り方、そして購入時の注意点などを詳しく解説します。
保護フィルムの種類
XP-PEN液タブ用の保護フィルムは、主に以下の3つのタイプに分けられます。
光沢タイプ(グレアタイプ)
画面がクリアで、映像が鮮やかに見えるのが最大の特徴です。元々の液タブの画面の美しさを最大限に活かしたい場合に適しています。イラストの発色を正確に確認したい、動画鑑賞なども高画質で楽しみたいといったニーズに応えます。ただし、周囲の光を反射しやすいため、照明の強い環境では映り込みが気になることがあります。
非光沢タイプ(アンチグレアタイプ)
表面がマット加工されており、光の反射を抑える効果があります。これにより、蛍光灯などの映り込みが軽減され、長時間の作業でも目が疲れにくくなります。また、紙のようなサラサラとした描き心地が得られるものが多く、鉛筆やペンで描いているような感覚に近い操作感を求めるユーザーに人気です。ただし、光沢タイプに比べると、画面の色合いが若干くすんで見えることがあります。
ペーパーライクタイプ
非光沢タイプの中でも、特に紙に描いているような独特のザラつきを再現することに特化したフィルムです。鉛筆やコピックで描くような、筆圧による線の濃淡や、紙の質感を表現したい場合に最適です。絵の具や水彩のような表現をデジタルで行いたいクリエイターや、アナログ画材からデジタルへの移行を考えている方におすすめです。ただし、このザラつきは、描画時にスタイラスペン先の摩耗を早める可能性があります。また、非光沢タイプと同様に、若干彩度が落ちて見えることがあります。
保護フィルムの貼り方
保護フィルムを綺麗に貼るためには、いくつかのポイントを押さえることが重要です。
準備するもの
* 保護フィルム
* 液晶クリーナー(またはマイクロファイバークロス)
* ホコリ取りシール(またはセロハンテープ)
* ヘラ(またはクレジットカードなど、カード状のもの)
* (必要であれば)マスキングテープ
貼り方の手順
1. 作業場所の選定:ホコリが舞いにくい、風通しの少ない場所を選びましょう。お風呂場などの湿度が高い場所は、ホコリが舞いにくいためおすすめです。
2. 液晶画面の清掃:まず、液タブの電源を切り、画面が冷えていることを確認します。付属のクリーニングクロスや、柔らかい布で画面を優しく拭きます。頑固な汚れは、液晶クリーナーを布に少量吹き付けてから拭くと効果的です。
3. ホコリの除去:画面にホコリが残っていると、気泡やゴミの原因になります。ホコリ取りシールを使い、画面全体を軽く押さえるようにしてホコリを吸着させます。セロハンテープの粘着面を画面に軽く当てることでも代用できます。
4. フィルムの貼り付け:保護フィルムの剥離シート(通常は「1」や「A」などの表記があります)を、端から少しずつ剥がしながら画面に貼り付けていきます。フィルムの上下左右を確認し、液タブの画面に正確に位置を合わせます。
5. 気泡の除去:剥離シートを剥がしながら、フィルムを画面に密着させていきます。その際、ヘラやカード状のもので、中心から外側に向かってゆっくりと押し出すようにして、気泡を追い出します。大きな気泡は、フィルムの端を少しだけ剥がして、再度貼り直すことで除去できる場合もあります。
6. 仕上げ:全ての気泡が除去できたら、残りの剥離シート(「2」や「B」などの表記)を剥がします。最後に、フィルムの端を指で軽く押さえて、しっかりと定着させます。
注意点:
* 剥離シートを剥がしすぎない:一度に剥がしてしまうと、ホコリが付着しやすくなります。
* 強く押し付けすぎない:液晶画面を傷つける可能性があります。
* 焦らずゆっくり作業する:特に気泡の除去は、落ち着いて行うことが成功の鍵です。
* フィルムがずれてしまった場合:慌てずに、端からゆっくりと剥がし、再度位置を調整しましょう。
購入時の注意点
XP-PEN液タブ用の保護フィルムを選ぶ際には、以下の点に注意しましょう。
* 機種との適合性:お使いのXP-PEN液タブのモデル番号(例:Artist 12、Artist Pro 15.6など)に合ったフィルムを選びましょう。サイズが合わないと、画面全体を保護できなかったり、操作に支障が出たりします。
* フィルムの厚み:厚すぎると、スタイラスペンの感度に影響が出る可能性があります。
* 付属する付属品:クリーニングキットやヘラなどが付属していると、よりスムーズに貼り付け作業ができます。
* レビューの確認:実際に使用したユーザーのレビューを参考にすると、フィルムの品質や貼りやすさ、使用感などを把握できます。
* ブランド:XP-PEN純正品も存在しますが、サードパーティ製のフィルムでも高品質なものが多くあります。価格や機能などを比較検討しましょう。
まとめ
XP-PEN液タブ用の保護フィルムは、液晶画面を傷や汚れから守るだけでなく、描画感や視覚的な体験を向上させる重要なアクセサリーです。光沢タイプ、非光沢タイプ、ペーパーライクタイプなど、それぞれの特徴を理解し、ご自身の用途や好みに合ったフィルムを選ぶことが大切です。貼り付け作業は、慎重かつ丁寧に行うことで、気泡やホコリのない綺麗な仕上がりを目指しましょう。適切な保護フィルムを選び、正しく貼り付けることで、XP-PEN液タブをより長く、快適に使い続けることができます。
