Dynabook dynabook RJ74/LY A645LYEC111A レビュー
Dynabook dynabook RJ74/LY A645LYEC111A（以下、RJ74/LY）は、ビジネスシーンでの利用を想定したモバイルノートPCです。実機に触れる機会がありましたので、その使用感や特徴について詳しくレビューしていきたいと思います。
デザインと携帯性
RJ74/LYのデザインは、非常にシンプルで落ち着いた印象です。無駄がなく、オフィス環境にも馴染みやすいでしょう。本体カラーは、落ち着いたシルバーで、指紋が目立ちにくいマットな質感となっています。
本体の厚みは約19.7mm、質量は約1.26kgと、14インチクラスのノートPCとしては標準的な部類に入ります。しかし、実際に手に持ってみると、その軽さをより実感できます。バッグに入れて持ち運ぶ際も、さほど重さを感じることなく、移動が多いビジネスパーソンにとって携帯性は重要なポイントであり、RJ74/LYはこの点において満足のいく性能を発揮します。
ヒンジ部分もしっかりしており、片手でディスプレイを開けることも可能です。これは、デスクワーク中にサッとPCを開きたい時などに地味に嬉しいポイントです。
ディスプレイ
RJ74/LYは、14.0型HD TFTカラー液晶（Webカメラなし）を搭載しています。解像度は1,366×768ドットと、最近のノートPCとしては標準的なHD解像度です。
色味や明るさについては、ビジネス用途であれば十分なレベルだと感じました。ただし、写真編集や動画鑑賞など、より高い色再現性や精細さを求める場合には、上位モデルや外部ディスプレイの利用を検討する余地があるかもしれません。
非光沢（ノングレア）液晶なので、照明の映り込みが少なく、長時間の作業でも目が疲れにくいのは大きなメリットです。
キーボードとタッチパッド
キーボードは、キーピッチが約19mmと標準的で、打鍵感はやや軽めですが、底打ち感も適度にあって、長文入力でも疲れにくい印象です。キー配列も標準的なので、普段からノートPCを使っている方であれば、すぐに慣れることができるでしょう。
ファンクションキーや一部のキーはやや小さめですが、配置に工夫がされており、全体として使いやすいキーボードだと感じました。バックライトは搭載されていませんが、これはビジネスユースを想定したモデルとしては、バッテリー持ちを優先した結果とも言えるでしょう。
タッチパッドは、十分な操作領域があり、ジェスチャー操作もスムーズに行えます。クリック感も良好で、マウスなしでもストレスなく操作できます。
パフォーマンスと拡張性
RJ74/LYは、第10世代Intel Core i5プロセッサーを搭載しており、日常的なオフィスワーク（Webブラウジング、メール、Officeソフトの利用など）であれば、全く問題なくこなせます。複数のアプリケーションを同時に起動しても、動作がもたつくことはありませんでした。
SSDを搭載しているため、OSの起動やアプリケーションの起動は非常に高速です。これは、ビジネスシーンにおいて、待ち時間を減らし、生産性を向上させる上で非常に重要な要素です。
拡張性については、USB Type-Aポートが複数、HDMI出力、有線LANポートなど、ビジネスで必要とされるインターフェースは一通り備わっています。SDカードリーダーも搭載されているため、デジカメなどで撮影した写真の取り込みなども容易です。
バッテリー駆動時間
公称値では約9.0時間とされています。実際に使用してみた体感としても、満充電の状態であれば、半日程度の外出先での利用は十分に可能だと感じました。ただし、画面の明るさや使用するアプリケーションによって、駆動時間は変動します。
まとめ
Dynabook dynabook RJ74/LY A645LYEC111Aは、「堅実なビジネスパートナー」という言葉がふさわしいノートPCだと感じました。
派手さはありませんが、ビジネスシーンで求められる機能をしっかりと搭載し、「信頼性」と「使いやすさ」を重視した設計になっています。特に、軽量で持ち運びやすく、長時間のバッテリー駆動、そして必要十分なパフォーマンスは、外出先での作業が多いビジネスパーソンにとって大きな魅力となるでしょう。
ディスプレイはHD解像度ですが、ビジネス用途であれば十分であり、非光沢液晶は長時間の作業を快適にします。キーボードも打鍵感が良く、タッチパッドの操作性も良好です。
最新の高性能を求めるユーザーには物足りないかもしれませんが、安定したパフォーマンスと堅実な使い勝手を求めるのであれば、RJ74/LYは非常に良い選択肢となるはずです。
上の文章は個人的な感想です。下記サイトで正確な情報をお確かめください
