Lenovo ThinkPad T14s Gen 6 IAL (Ultra 5 225U/16GB/SSD・256GB/Win11Pro/LTE) 21R1001PJP レビュー
開封と第一印象
今回レビューするLenovo ThinkPad T14s Gen 6 IAL (Ultra 5 225U/16GB/SSD・256GB/Win11Pro/LTE) 21R1001PJPは、ビジネスシーンでの利用を想定した高性能ノートPCです。箱を開けた瞬間、ThinkPadらしい堅牢で洗練されたデザインに感銘を受けました。マットブラックの筐体は指紋が目立ちにくく、ビジネス用途での清潔感を保てそうです。本体の軽さと薄さも特筆すべき点で、持ち運びの容易さを予感させます。
デザインとビルドクオリティ
T14sシリーズは、ThinkPadの中でも特に携帯性に優れており、このGen 6も例外ではありません。筐体にはアルミニウムとマグネシウム合金が採用されており、軽量でありながらも非常に頑丈な作りになっています。キーボードはThinkPad伝統の打鍵感で、長時間のタイピングでも疲れにくい設計です。キーピッチやストロークも適切で、正確な入力が可能です。トラックポイントも健在で、マウスなしでも直感的な操作ができます。ディスプレイベゼルも狭く、没入感のある視覚体験を提供してくれます。
パフォーマンスと日常使い
CPUにはIntel Core Ultra 5 225Uが搭載されており、日常的なタスクはもちろん、ある程度の負荷がかかる作業にも十分対応できるパフォーマンスを持っています。Webブラウジング、ドキュメント作成、メール、ビデオ会議などは非常にスムーズにこなせます。16GBのメモリも搭載されているため、複数のアプリケーションを同時に開いても動作が遅くなることはありません。SSD 256GBも、OSやアプリケーションの起動、ファイルへのアクセスを高速化しています。ただし、大量のデータを扱う場合や、動画編集などのヘビーな作業を頻繁に行う場合は、SSD容量の拡張を検討した方が良いかもしれません。
ディスプレイとLTE機能
14.0型のディスプレイは、ビジネス用途で十分な解像度と鮮明さを持っています。色再現性も悪くなく、一般的なドキュメント作業やWeb閲覧では満足のいく画質です。オプションで高解像度やタッチパネル対応のモデルもあるようですが、今回レビューしたモデルでも十分実用的です。
特筆すべきは、LTE機能が搭載されている点です。これにより、Wi-Fi環境のない場所でもインターネットに接続できるため、移動中や出張先での作業効率が格段に向上します。SIMカードを挿入するだけで手軽に利用できるため、場所を選ばずに仕事を進めたいユーザーにとっては非常に魅力的な機能と言えるでしょう。
オペレーティングシステムとセキュリティ
Windows 11 Proがプリインストールされており、ビジネスに必要な機能やセキュリティが強化されています。ThinkPadシリーズは、TPMチップなどのハードウェアレベルでのセキュリティ機能も充実しており、安心して利用できます。生体認証（指紋認証や顔認証）に対応しているモデルもあり、ログインの利便性とセキュリティを両立できます。
バッテリー駆動時間
バッテリー駆動時間については、公称値ではありますが、一般的なビジネス利用であれば一日中十分持ちそうです。ただし、ディスプレイの輝度設定や同時実行するアプリケーションの種類によって、実際の駆動時間は変動します。LTE通信を常時ONにしている場合も、バッテリー消費に影響が出る可能性があります。
まとめ
Lenovo ThinkPad T14s Gen 6 IAL (Ultra 5 225U/16GB/SSD・256GB/Win11Pro/LTE) 21R1001PJPは、携帯性、パフォーマンス、堅牢性、そしてLTE機能といったビジネスユーザーが求める要素を高次元でバランスさせたノートPCです。特に、移動が多く、場所を選ばずに作業をしたいと考えている方にとっては、非常に有力な選択肢となるでしょう。CPU性能、メモリ容量、SSD容量のバランスも良く、多くのビジネスシーンで活躍できる一台だと感じました。
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